チャレンジ
2004年3月記述
東京都立桐ヶ丘高等学校 河和 旦
自己紹介
私は現在東京都立桐ヶ丘高等学校に在籍しています。高校2年生で18歳です。平成14年の1月末までは、東京都立文京盲学校に通っていました。私は、障害がありますが、社会に出て経済的にも自立できることを目標にしています。自立するためにさらに大学に進学して、さまざまな経験や学習を通して自立への道をさぐりたいと考えていました。しかし、在籍していた盲学校の先生方は「なぜ君はそんなに自立を急ぐんだ」「どうして大学にこだわるんだ」と、私の考えをあまり理解してもらえませんでした。
そのような中で、桐ヶ丘高校を知り、自分の夢を実現するためには桐ヶ丘高校に入学するしかないと考え10ヶ月で盲学校を自主退学して、桐ヶ丘高校に再入学というチャレンジを経て、現在に至っています。
今回私が意見発表会に参加した理由は、皆さんに、障害者に対する理解をしてほしかったからです。また、私が障害を持ちながら桐ヶ丘高校でどのように勉強しているかを見てほしいという思いもありました。
障害者について
一口に障害者といっても、その障害の種類は様々です。目の不自由な人もいれば、耳の不自由な人、足が不自由な人など、さまざまです。障害のある部位が一人一人異なるだけでなく、その障害の程度も人それぞれです。
視覚障害の場合、両眼の視力が全くない人のことを「全盲」、視力が低かったり、(おおよそ0.3〜0.01)極端に視野が狭い人のことを「弱視」といいます。全盲の人でも光を感じる人もいるし、全く見えない人もいます。弱視の人でも健常者並みに視力がある人もいるし、ほとんど見えない人もいます。ですから白い杖を持って歩いている人が、すべて全盲という訳ではありません。
肢体不自由の人についても同じで、常に介助する人がいないと生活できない重度障害の人もいるし、ほとんど介助なしで生活している人もいます。
では、私の障害について説明します。
視覚障害の程度は、強度の弱視です。
視力 右目0、左目0.02、視野狭窄5〜20°
普通の字は拡大して読むことができます。ただし、ひらがな・カタカナ・数字・アルファベット・山・川などの画数の少ない簡単な漢字は読めても、画数の多い複雑な漢字は、真っ黒い固まりのようにしか見えず読むことができません。字の読み書きは点字とコンピューターを使っています。コンピューターには画面の表示内容を音声で読み上げてくれるソフトが入っています。
肢体不自由障害の程度は、脳性麻痺による運動機能障害により、左足と左手が不自由です。手すりなどにつかまっていないと1人で立っていられません。手をつないでもらえば歩けますが、何もつかまらないで歩くことはできません。